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TACET DVD-Audio \4,600


DVD127
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD127 Piano Trios "Rachmaninoff・Tschaikovsky"

ラフマニノ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」[2楽章]

オーベグ・トリオ
バイオリン:ウルリヒ・ベーツ
チエロ:ビルギット・エーリヒソン
ピアノ:ゲリット・ジッターバルト

TACETのもう一つ顔とも言えるオーベグ・トリオの素晴らしいアンサンブル。本家チャイコフスキーをも関心させる出来えの演奏と評判が高い。


DVD120
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD120 The Auryn Series Vol. X "Johannes Brahms"

ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24

オーリン・クアルテット
ピアノ:ハンズワース・ペーター

TACETの顔とも言えるオーリン・クアルテットの素晴らしいアンサンブルとハンズワース,ペーターのピアノ演奏との見事なハモニーをお楽しみ頂けます。


DVD114
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)

DVD 114 "Moving Real Surround Sound"

セルゲイ・プロコフィエフ:組曲「ピーターと狼(Peter and the Wolf)」Op.67
カミーユ・サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭(Carnaval des animaux)」

ライスキ・ヴォイチェフ指揮、ポーランド室内楽団
女性による弦楽四重奏他

TACETが新たに提案するリアルサラウンドの世界を実感できます。360度に展開される臨場感あふれる演奏をお楽しみください、まさに自分が舞台中央にいるかの様な雰囲気を実感できます。


DVD118
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD118 "French String Quartets"
-Auryn Quartet-

T
ACETレーベルの看板クァルテットであるアウリン・クァルテットによるフランス弦楽四重奏曲。

ラヴェル、フォーレ、ドビュッシーと名曲が並ぶ。ラヴェルにドビュッシーの組み合わせはお馴染みだが、今回はフォーレも録音されており、ファンにとっては非常にお買い得感の高い一枚ではないだろうか。今回の演奏では、今までのアウリンには見られない一面がみられ、非常に面白かった。なんとも情熱的な演奏である。もちろんアウリンの演奏であるから技術は超一流である。特にラヴェルの2楽章で全体を支配するピチカートの正確さは感嘆に値する。この楽章は崩壊している演奏が多いがリズムの正確さはもちろん、そこからのクレッシェンド等に持っていく技術の高さは素晴らしい。しかしここまでなら今まで知っていたアウリンの演奏である。しかし今回はそれに加えて「熱い」のだ。撮り直しのきかないライブ録音のような雰囲気漂う演奏は、本来の高い技術力と高次元で融合し、新たなアウリンの世界を確立したと感じさせる。個人的には即愛聴盤となってしまった。TACETの録音も、現在に多い音像や音圧に偏った録音ではなく、非常にリアルな音像で録音されており、最近の優秀録音に対するアンチテーゼ的なもの感じられ非常に良かった。音質自体もピチカートの余韻まで非常にナチュラルで美しい。TACET中最高クラスの録音と言えるだろう。CD同時発売。


@-CM.Ravel「Quatuor pour instrument a cordes」
D-FG.Faure「Quatuor a cordes」
G-JC.Debussy「Quatuor op.10」

DVD116
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD116 W.A Mozart "The Piano Quartets"
-Gaede Trio & M.Schirmer-

ゲーデトリオのTACETレーベル8作目。ウィーンフィルのコンサートマスターを務めるダニエル・ゲーデを中心にヴィオラにはベルリン国立歌劇場管弦楽団の主席トーマス・ゼルディッツ、チェロには同じくベルリン国立歌劇場管弦楽団の主席奏者アンドレアス・グレーガーで構成される。これまで結成以来数多くのコンクールでの入選もあり、現在では世界中で引く手数多の人気トリオである。1999年には日本にも来日を果たしている。
 このトリオの素晴らしさは、まず個々の技量の高さが挙げられるが、それ以上にアンサンブルの透明で美しい音色とバランスの傑出した良さ、さらには、それらを前面に押し出さない見事な音楽解釈が挙げられ、トリオの魅力を最大限楽しませることの出来る現在世界最高のトリオといっても良いと思う。今回のモーツァルトでも前回のシュルツとの競演同様素晴らしいアンサンブルを楽しませてくれる。ピアノトリオとなり、前回よりもより主張のある演奏を展開しており、ゲーデ・トリオの演奏を聴くという意味でも納得の一枚だ。もちろん同タイトルの魅力を聴くという意味でも申し分ない。ただし、今回のTACETの録音は、478で右側、493で左側にピアノをそれぞれ配置しており、左右のフロントスピーカーと、リアスピーカーの繋がりが非常に重要となってくるので注意が必要。5本のスピーカーが同一で揃えられている時が最も真価を発揮する録音と言えるだろう。


@-BPiano Quartet in G minor KV478
C-EPiano Quartet in E flat major KV493

DVD107
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD107 W.A Mozart "The Flute Quartets"
-Wolfgang Schulz & Gaede Trio-

・フルートクァルテット / W.シュルツ&ゲーデトリオ

ウィーンフィルの主席奏者にして、現在最高のソリストの一人として数えられるシュルツと、ウィーンフィルとベルリン国立歌劇の主席奏者三人が集まって結成されたゲーデトリオの夢の競演作。モーツァルトの代表作から知られざる名曲まで5.1chの臨場感と世界最高のアンサンブルをお楽しみください。最高の4人が自分の為だけに演奏してくれるような新しい体験を覚えることが出来る。特にD major KV285は最高の出来だと思う。シュルツの相変わらずなテクニックとそれを感じさせない余裕たっぷりの演奏はアンサンブル・ウィーン=ベルリンで培ってきたものの集大成とも言える出来ではないだろうか。わざとらしくならないのにたっぷり歌うことの出来る演奏者はあまり多くない。80年代後半のオーボエのゴリツキを思い出させる。フルートの最大の弱点ブレスのタイミングも完璧だ。ゲーデトリオもさすがに素晴らしい出来。バランスはもちろん不自然さの全く無い歌い方に完璧なまでのアシスト。CDと共にシュルツ、ゲーデ、モーツァルトファンならずとも持っておきたい一枚だ。

@-A Quartet in C major KV Anh.171(285b) / 15'45
B-D Quartet in A major KV298 / 11'08
E-F Quartet in G major KV285a / 9'32
G-I Quartet in D major KV285 / 13'50


DVD111
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD111 J.S Bach "Concertos Vol.U" BWV1041-1043,1056,1060,1064
-Benjamin Hudson & Stuttgarter Kammerorchester

日本にも来日したこともある、イギリス人のヴァイオリン奏者ベンジャミン・ハドソンと、バッハの演奏にかけては世界のトップに数えられるシュツットガルト管弦楽団によるバッハのコンチェルト集。
TACETならではの超高音質と、5.1chの臨場感の融合をお楽しみください。CDの演奏と同内容。非常に重厚なサウンドで、テンポは全体に遅めだが、非常に伸びやかかつ確実な演奏。最近シュツットガツトのバッハは名演ぞろいだ。やはりオーボエのサウウンドがぴかいち。
BWV1060ではオーボエの美音&ヴァイオリン美音の掛け合いと歌心が存分に味わえる。愛聴盤になること間違いなしの一枚。録音自体もTACET全体の中でも屈指の出来。ニュートラルなバランスでうるさいサウンドは一切出さない。ブランデンブルグとともに是非!


@-B Violin concerto in G minor BWV 1056 [10'13] C-E Concerto for oboe amd violin in C minor BWV1060 F-H Violin concerto in A minor BWV 1041I-LConcerto for 2 Violin in D minor BWV 1043 M-OViolin concerto in E major BWV1042P-RConcerto for 3 violins in D major

DVD112
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD112 "Romantic Piano Trios" -ABEGG Trio

・ロマンティックピアノトリオ集 / アベグトリオ
アベグトリオによるピアノ三重奏作品集。録音としては比較的珍しいゲーゼの作品が取り上げられています。ゲーゼの作品は非常に明確で分かり易いメロディに加え力強さも併せ持った名曲です。

F.ショパン :三重奏曲ト長調 作品8
ニールス.W.ゲーゼ :三重奏の為の物語風小品 作品29
             :三重奏曲ヘ長調 作品42


Frederic Chopin
@-C Trio in G minor op.8[32'33]
Niels W.Gade
D-H Novelletten for piano,violin and violoncello op.29[20'16]
I-L Trio for piano,violin and violoncello F major op.42[24'05]


DVD110
(5.1ch PCM 24bit/96kHz)
DVD110 Franz Schubert "String Quintet in C major D956 op.psth.163"
-Auryn Quartet &Christian Poltera(violoncello)

・F.シューベルト/弦楽五重奏ハ長調 作品163-D956 / オーリン・クァルテット+クリスチャン・ポルテラ(ヴィオロンチェロ)

タチェットレーベル発の5.1ch/96kHz24bit録音。いままで以上に視聴者が特等席に座って聴いているような録音となっています。5人それぞれの配置は前左右、センター、左右後方。演奏はオーリン・クァルテットにポルテラをゲストに向かえて行われています。このDVD及びCDの録音は今年度のドイツレコード批評家賞の今年度第1期のノミネートを受けています(レコ芸)
日本でも来日するたびにファンを増やしているアウリン。その堅実なテクニックに裏付けされた正確な音楽表現と、時に見せる大胆かつエネルギッシュな演奏は現在世界で屈指のクァルテットの1つだろう。曲はいわずと知れた名曲だが、今回のアウリンはエネルギッシュさや大胆さは抑えつつ、ポルテラのサポートを中心に、それでいてさりげなく大人の演奏に徹しているようだ。後日発売のラヴェルとは好対照。色々な表現を持つやはりすごいクァルテットだ。

String Quintet in C major D956 op.psth.163[52'53]
@Allegro ma non troppo[20'18]
AAdagio[13'18]
BScherzo.Presto - Andante sostenuto[9'27]
CAllegretto[9'48]


DVD94
(4ch PCM 24bit/48kHz)
DVD94 Felix Mendelssohn Bartholdy -Auryn Quartet & Minguet Quartet-

・F.メンデルスゾーン/クァルテット&オクテット集 / オーリン・クァルテット&マインゲスト・クァルテット
日本にもたびたび来日して、人気を博しているオーリン・クァルテットのメンデルスゾーン作品集。視聴者を囲んで楽器配置されるというTACET独自の録音方法がとられています。オーリンクァルテットの持ち味は必要以上に情熱的、叙情的にならず音楽自体が持つ流れを十分に理解して演奏することにあり、ここでも独特な歌い方などはあえてせず非常に分かり易い、模範的な演奏となっています。

F.メンデルスゾーン:オクテットホ長調 作品20
            :クァルテットニ長調 作品44-1


Octet E flat major op.20 [31'10]

@Allegro moderato,ma con fuoco [13'54]
AAndante [7'00]
BScherzo.Allgro leggierissimo [4'23]
CPresto [6'00]

Auryn Quartet / Minguet Quartet
:|
Quartet D major op.44 No.1 [25'51]

DMolto allegro vivace [8'39]
EMenuetto.Un poco Allegro [5'06]
FAndante espressivo ma con moto [5'48]
GPresto con brio [6'17]
Auryn Quartet

DVD101
(4ch PCM 24bit/48kHz)
DVD101 J.S.Bach "Six Brandenburg Concertos BWV1046-1051"
- Stuttgarter Kammerorchestos - 

TACET DVDAudio第1弾。”ブランデンブルグ協奏曲全曲”
シュツッドガルド室内管弦楽団の演奏を楽しむのならCD,演奏会に行ったような臨場感やさまざまな演奏形態も楽しみたいならDVDAudioといった感じ。

まず演奏から触れると、シュツッドガルド室内管弦楽団の演奏レベルは技量、音楽性ともに非常に高いのは今までのCD,LPで実証済みなのだが、このCDで一番感じたのはソリストの傑出したうまさだ。とくにObはぴか一である(音が好みなのもあるが)。トランペットのハイトーンの弱音なども無理がなく非常に音楽センス豊かだ。他のレーベルでのシュツッドガルドの演奏よりも良いと思われるのは、やはりTACETレーベルの身内同士のなせる技だろう。シュツットガルドの50年代往年の名演とは少し違ったスマートでいながら、深い解釈と高い技術の上に成り立っている名演だ。

BWV1047 Concerto Uは個人的にブランデンブルグの中でも最も好きな曲だが、演奏もまた良かった。平均的なテンポ設定だが、全てに余裕がある気張ったところのない好演。人気曲のBWV1050 ConcertoXでは少しテンポを早く取り、切れ味のある十分にソリストのテクニックを満喫できる演奏となっている。

DVDでの録音配置は右図の通り。全ての曲で異なる配置がされており、それぞれの曲にあった音像を楽しめる。また、4ch録音なので、図の通り音像が定位するかで、スピーカーのセッティングのテストとしても使うことができる。特にConcertoYでの2人のソリストが前後真中に定位するかは重要なポイントとなりそうである。

ConcertoUでの配置はソリストの音が4つのスピーカーから分離して飛んでくるでpの音まで良く聴こえ、おもしろい。


@-C Concerto T F major BWV 1046 [18'41]、D-F Concerto U F major BWV 1047 [11'14]G-H Concerto V G major BWV 1048 [10'01]、I-K Concerto W G major BWV 1049 [15'31]、L-N Concerto X D major BWV 1050 [21'04]、O-Q Concerto Y B flat major BWV 1051 [17'34]

DVD106
(4ch PCM 24bit/48kHz)
DVD106 F.Schubert "Die Forelle - The Trout" -Alvarez Piano Quartet-

DVDの第2弾はシューベルトの<<ます>>である。と、いってもここでは歌曲の方ではなく、”ピアノ五重奏<<ます>>”。5楽章からなっており、4楽章の変奏の主題に歌曲の<<ます>>が用いられているため、このピアノ5重奏曲も<<ます>>と呼ばれるようになった。

ここでの視聴位置(録音状態)は左図(上)のようになっており、ピアノを前面に、前左右がヴァイオリン、後左右に中低音が配置されるという特殊なもので、D101、D108と共に演奏会に聴きに行くのとは少し違う演奏者が身近に感じられる面白い配置である。演奏者の一員になったような感じを覚える。

シューベルトは作曲がモーツァルトと並んで速いことでも有名だが、モーツァルトが頭の中で出来上がったものを譜面に一気に書き下ろすのに対し、シューベルトは出てきたアイデアを書き留めるように作曲していったという違いがあるという。シューベルトの少し頼りのないような、それでいてなんともいえない美しいメロディ等は、そういった完成され過ぎずに出来ていった過程ならではのものではないだろうか。

あるピアノ弾きに聞いた話だが、ピアノ5重奏というのはピアノ弾きにとってもっとも演奏しやすい形態のうちの一つなのだそうだ。弦楽四重奏が十分な表現力(合奏として)ができる最低人数で、そのpp〜ffの強弱の幅がピアノ本来の無理なく出る音量と非常によく合い、気持ちよく演奏できるのが理由だそうだが、ここでの有名な<<ます:四楽章>>を聴いているとなるほど、そんな気がしてならない。

カップリング曲はピアノ独奏の”4つの即興曲”。この録音は右図のようになっており、後ろからピアノが聴こえる。前から音がないぶん、音の繋がりに重点をおいていて非常にきれいに空間を描く。
TACETの録音のこだわりが4chになっても変わらないことが十分伝わる優秀な録音である。


@-D Quintet in A major(the "Trout"Quintet) op.posth.114,D667 for violin,viola,violoncello,double-bass and piano [38'18]、E-H Four Impromptus op.90,D899 [29'38]

DVD108
(4ch PCM 24bit/48kHz)
DVD108 J.S.Bach "Die Motetten / The Motets" -Sachsisches Vocalensemble-

バッハは生涯に7曲のモテトを残している。そのうちの230,231を除く5曲が収められている。モテトは中世・ルネッサンス時代を最盛期とする歌曲の名称で、13世紀ごろからモテトはテノールの定旋律上にラテン語とフランス語、宗教的歌詞と世俗的歌詞の奇妙な共存を生んだり、ポリフォニーの発展に重要な役割を果たしたりと盛んに作曲されたが、後期バロック時代このDVDで演奏されるJ.Sバッハの曲を最後に独自の楽曲形式としての重要性を失い、現代(1900年代)では細々と作曲されているのみとなってしまった。

ここでの録音は左図の通りだが、3曲目のBWV227だけ配置がかなり異なっている。この録音が非常に目の前(周りに)に立体的な音像を書き出し、非常によかった。音に包まれるというか、演奏会に行く楽しみとはまた違う、オーディオならではの新しい音楽のありかた(方向性)を示しているような気がする。
やはり何といっても最大のメリットは、モテトのような対照的な2つ以上の旋律が非常に明瞭に分離して聴こえるのである。これが合唱であり、違う歌詞になっていたら尚更である。面白いなあ。というのが最初の感想。

ドイツモテトは合唱を中心にしていることに特徴があるが、バッハのモテトも例外ではなく、その楽器との録音バランスがDVD-Audioならではではないだろうか。

どうしても録音に関しての事が多くなってしまうが、やはり、"Sachsisches Vocalensemble"は非常に」良いコーラスグループだと思う。前回のCD99でも感じたがテノールの声が良くまとまっており、高音に音量が引っ張られていないのは見事だ。曲に関してはいまさら説明が要らない名曲ぞろい。


@ Singet dem Herrn ein neues Lied BWV225 [14'16]、A Der Geist hilft unser Schwachheit anf BWV226 [6'37]、B Jesu,meine Freude BWV227 [17'31]、C Furchte dich nicht,ich bin dir BWV228 [7'55]、D Komm,Jesu,Komm BWV229 [7'15]